和食の定番としてよく食べられる味噌汁。具材のバリエーションは幅広く、家族でも好みの具材は意見が分かれるのではないだろうか。今回は味噌汁について、定番の具材から変わり種の具材、おすすめしたい具材の組み合わせまで紹介する。ぜひ味噌汁を作る際の参考にしてほしい。
目次
- 1. みんな大好き!味噌汁の定番具材10選
- 2. メイン具材別:味噌汁におすすめの組み合わせ
- 3. 野菜もたっぷり!具だくさんな味噌汁の組み合わせ
- 4. 意外な美味しさ!味噌汁の具の変わり種
- 5. 美味しいけど実はNGな味噌汁の具の組み合わせ
1. みんな大好き!味噌汁の定番具材10選
味噌汁の定番の具材の中でも一番好きなものは意見が分かれるところ。ここでは定番具材を10個ピックアップしよう。
1:豆腐
味噌汁の具材の代表格である豆腐。味噌も豆腐も大豆由来なので相性がよい。豆腐が味噌汁の具材によく使われるのは、ほかの具材にも合わせやすいことが挙げられるだろう。
2:わかめ
わかめも味噌汁の具材として登場頻度は高い。乾燥わかめを使えば、包丁やまな板を汚さず簡単に一品できるのも人気の理由だろう。
3:あおさ
あおさは、海藻類の中では味噌汁の定番食材。あおさ特有の磯の香りが、味噌汁を上品な味わいに変えてくれる。乾燥あおさで手軽に味噌汁に入れられるのも嬉しい。
4:玉ねぎ
玉ねぎの優しい甘みが味噌の風味に合うため、味噌汁の具材によく使われる。冷蔵庫にストックされていることが多いのも、味噌汁の定番具材として挙げられる理由のひとつだろう。
5:さつまいも
ホクホクした食感が味噌汁にアクセントを加えてくれる、さつまいも。さつまいもは皮付きのまま味噌汁に入れると、食感も楽しめるのでおすすめだ。
6.なす
なすは味噌やほかの具材からでる出汁や旨みをしっかり吸ってくれる。もちろんそのままでもトロっとした食感で美味しいが、素揚げしたなすもまた絶品。味噌汁を立派なおかずのひとつにしてくれる。
7.えのき
えのきも味噌汁の具材としてなじみ深い食材。ごま油で炒めてから味噌汁に入れることで香ばしさが増す。
8.舞茸
舞茸特有の風味が味噌汁を香り高くしてくれる。スーパーで手に入れやすいのも、定番具材として選ばれている理由のひとつだろう。
9.あさり
魚介の具材としては代表格のあさり。あさりから出る出汁や旨みが、味噌汁をワンランクアップさせてくれる。加熱調理済みのパックを使用すれば、塩抜きせずに味噌汁に入れられるのでおすすめだ。
10.しじみ
あさりと並ぶ魚介の代表格。しじみから旨味と風味が溶け出し、あっという間に豪華な味噌汁になるためおすすめの具材だ。相性のよい赤味噌を使用すれば、さらに美味しく食べられる。
2. メイン具材別:味噌汁におすすめの組み合わせ
味噌汁は単品の具材だけでも美味しく食べられるが、具材をたくさん入れることで栄養がたっぷり摂れる立派なおかずにもなる。ここでは、定番の具材におすすめの組み合わせを紹介しよう。いつも同じ具材でマンネリ気味な方は、ぜひ参考にしてほしい。
大根の味噌汁の具の組み合わせ
- 大根+油揚げ
- 大根+しめじ
シンプルな大根は味噌汁のどんな具材にも合うが、とくにおすすめなのは旨みのある具材と合わせること。油揚げやしめじといった具材と合わせることで、大根本来の甘みが際立つのだ。
かぼちゃの味噌汁の具の組み合わせ
- かぼちゃ+春菊
- かぼちゃ+あおさ
かぼちゃの味噌汁に合う具材としておすすめなのは、彩りのキレイな野菜だ。葉物野菜であれば春菊や小松菜、海藻類ならあおさやわかめなどがよく合う。
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しじみの味噌汁の具の組み合わせ
- しじみ+小口ねぎ
- しじみ+三つ葉
しじみの味噌汁には、小口ねぎや三つ葉などの薬味を添えるのがおすすめ。しじみは旨みの強い食材なので、具だくさんな味噌汁よりもシンプルな具材で作るのがいいだろう。
キャベツの味噌汁の具の組み合わせ
- キャベツ+厚揚げ
- キャベツ+豚肉
キャベツは甘みが強い食材で、厚揚げや豚肉などの食べ応えのある食材と相性がいい。ざく切りにすれば、キャベツのシャキシャキとした食感も楽しめるのでおすすめだ。
3. 野菜もたっぷり!具だくさんな味噌汁の組み合わせ
- 大根+ごぼう+もやし+豚肉
- 大根+しめじ+長ねぎ+油揚げ
- 白菜+小松菜+にんじん+豆腐
- 玉ねぎ+キャベツ+油揚げ
野菜は、味噌汁の具材に合うものが多い。大きく切れば食べ応えを残せるし、一緒に入れる食材に合わせて小さめに切ってもキレイに見える。どれも定番食材ばかりだが、味噌汁に野菜の具材をたくさん入れることで彩りもよくなり、食べ応えのあるおかずにもなる。
栄養も摂れるので、冷蔵庫に残っている野菜をいろいろ入れてみて、味噌汁に合うお気に入りの具材を見つけてみよう。
4. 意外な美味しさ!味噌汁の具の変わり種
- 納豆
- スライスチーズ
- 長いも
- 天かす
味噌汁には縁のなさそうな具材ばかりだが、意外にも味噌汁に合うから不思議だ。味噌は発酵食品なので、同じく発酵食品である納豆やチーズなどの具材も合う。スライスチーズは混ぜ合わせて食べると、トロっとした食感がおもしろい。また、長いもも味噌汁にとろみをつけてくれる具材。食感を楽しむなら、すりおろして味噌汁に入れよう。
同じく食感を楽しむなら天かすもおすすめの具材だ。油の旨みが口いっぱいに広がり、天ぷらそばのような味わいになる。いつもの味噌汁に飽きたときは、変わり種の具材を試してみよう。
5. 美味しいけど実はNGな味噌汁の具の組み合わせ
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- わかめ+長ねぎ
- ほうれん草+ベーコン
わかめと長ねぎという味噌汁のゴールデンコンビとも言える具材が、栄養面ではまさかのNGな組み合わせ。理由としては、長ねぎに含まれる成分、硫化アリルがわかめのカルシウムの吸収を阻害する(※1)からだそう。長ねぎを豆腐に変えるだけでわかめの栄養吸収率が上がる(※1)ため、わかめを味噌汁の具材にする際は頭に入れておこう。
ほうれん草とベーコンもよく一緒に使われる食材だが、栄養面を考えると組み合わせとしてはよくない。ベーコンに含まれる添加物のリン酸塩がほうれん草の鉄分の吸収を阻害してしまう(※2)のだ。せっかく食べるのであれば、栄養面も考えて味噌汁の具材を選ぼう。
結論
今回はさまざまな味噌汁の具材を紹介した。食卓に並ぶことが多い味噌汁だが、ついついレパートリーが偏ってしまいがち。本記事を参考に、新しい味噌汁の具材にもチャレンジしてみてほしい。好きな具材を組み合わせて、美味しい味噌汁で食事を楽しもう。
(参考文献)
(※1)運営元:株式会社東洋経済新報社
該当ページ名:「ワカメとネギの味噌汁」が実はNGであるワケ | 週刊女性PRIME | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
https://toyokeizai.net/articles/-/223035
(※2)運営元:小林製薬
「貧血の原因と対処法|貧血改善薬ファイチ」
https://www.kobayashi.co.jp/brand/faichi/cause/