監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)
炒め物や鍋などさまざまな料理で活躍する白菜だが、長持ちさせる保存方法が知りたいと思った経験はないだろうか。そこで今回は、白菜を長持ちさせる方法について解説していこう。また、長持ちする白菜の選び方も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
目次
- 1. 白菜は長持ちする野菜
- 2. カット白菜の長持ち保存法
- 3. 白菜を長持ちさせる冷凍方法
- 4. 長持ちする白菜の選び方
1. 白菜は長持ちする野菜
炒め物や鍋などさまざまな料理で活躍する白菜だが、ボリュームが多い野菜のため使い切れずに傷んで捨てた経験はないだろうか。もともと白菜は日持ちしやすい野菜のため、正しく保存すれば長持ちさせることができるのだ。ここでは白菜を丸ごと保存する方法について解説していこう。
丸ごと保存する方法
白菜の日持ちはカットされているかされていないかで異なる。丸ごとの方が日持ちするので、すぐに調理しない場合は丸ごと購入するのがおすすめだ。保存方法は、新聞紙に包み涼しい部屋に立てたまま常温で保存するのがよい。しかし、気温が高い夏などは冷蔵庫の野菜室に入れて保存するようにしよう。丸ごとの場合、保存性に優れているため約3週間の保存が可能だ。
2. カット白菜の長持ち保存法
白菜は丸ごとの場合は日持ちがするが、カットすると傷みやすくなってしまう。ここではカットした白菜を長持ちさせる方法を解説していこう。
芯を取って保存
白菜はカットすると傷みやすくなり、栄養が減っていってしまう。白菜は生命力が強くカットした後でも栄養を芯の近くにある成長点と呼ばれる場所に送り続けるのだ。芯を取り除き、内側の葉から食べるようにすれば、外側の葉の栄養が流れてしまうのを防ぐことができる。
芯は、三角形の形に包丁を入れて取り除くようにしよう。保存袋に入れて冷蔵庫で保存すれば約1週間保存が可能だ。
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3. 白菜を長持ちさせる冷凍方法
丸ごとやカットした白菜を長持ちさせる保存方法が分かったところで、今度は小分けにした白菜を冷凍保存する方法を解説していこう。
小分けして冷凍保存
白菜を小分けにして冷凍保存する方法には、主に生で保存する方法と茹でてから保存する方法がある。生で保存する方法は、ざく切りにしてから保存袋に入れて冷凍庫に入れるだけだ。茹でてから保存する場合は、ざく切りにしてサッと茹でてから、水気を絞りラップに包んで保存袋に入れ、冷凍庫に入れよう。このとき、茹ですぎに注意したい。
また、白菜はほかの野菜同様、冷凍することで食感が変わるので、冷凍白菜はスープや鍋などに用いるのがおすすめだ。
4. 長持ちする白菜の選び方
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白菜を長持ちさせる保存方法が分かったところで、今度は長持ちする白菜の選び方を見ていこう。
選び方とポイント
白菜を選ぶ際のポイントは葉先まで固くて巻きがしっかりしており、ずっしりと重みがあるものがおすすめ。外葉は青く枯れていないものが新鮮だ。
4分の1や3分の1にカットされているものは、断面が平らで膨らんでないものを選ぶのがよいだろう。白菜はカットした後でも成長を続ける。そのため、断面が膨らんでいるものは時間が経過しているものだということがわかる。断面が黒ずんでいるものは避けるようにしよう。また、葉先まで白いものよりも、黄色味がある方が味がよいとされているのでおすすめだ。
結論
白菜は日持ちのしやすい野菜であるため、しっかりと保存すれば長持ちする。丸ごと保存する場合は新聞紙に包み、涼しいところで常温保存する。夏などで室温が高い場合は冷蔵庫で保管しよう。また、小分けにしたものは日持ちしないので、冷凍保存する方法もおすすめだ。この記事を読んで、白菜を保存する際の参考にしてみてはいかがだろうか。