しいたけの保存方法4つ!日持ち期間ごとにおすすめの方法を紹介

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世界三大栽培きのこのひとつとされているしいたけは、和食にはなくてはならない存在である。秋に美味しくなる生のしいたけを購入したら、ぜひ正しく保存して美味しく食べたい。すぐにしいたけを使わない場合は、常温だけではなく冷蔵や冷凍でも保存できる。本記事では、しいたけの保存方法について説明する。


目次
  • 1. しいたけを常温で保存する
  • 2. しいたけを冷蔵保存する
  • 3. しいたけを冷凍保存する
  • 4. しいたけを天日干しして保存する

1. しいたけを常温で保存する

生しいたけは春と秋に旬を迎える。そんなしいたけを常温で保存する場合にはどのような工夫が必要だろうか。

すぐに使う場合の保存方法

生しいたけを購入し、すぐに食べる場合には常温で保存できる。しいたけを常温保存する場合に注意しなくてはいけないのが、湿気である。キッチンペーパーに包んだり、乾燥剤とともに保存したりするなど、しいたけがカビないよう湿気対策をしてほしい。またしいたけは、傘の部分を下にして保存すると、胞子が落ちずに風味を維持できる。紙にくるんだり、乾燥剤とともに袋に入れたりしたしいたけは軸を上にし、冷暗所に保管する。冬場であれば数日ほど保存できるが、基本的には1日程度と考えておこう。

2. しいたけを冷蔵保存する

買ったしいたけをすぐに食べる予定がない場合は、冷蔵庫に入れて保存する。その場合はどんな点に気をつけるべきか。しいたけを美味しく保存するためのコツを見てみよう。

しいたけを冷蔵保存する

しいたけを冷蔵する場合は、常温の場合とは逆に乾燥に気をつける必要がある。購入時にパックに入れられていても、そのまま冷蔵庫に入れないほうがよい。パックから取り出したしいたけは、軸はとらずに傘の部分を下にし、キッチンペーパーに3個ほど並べて包む。そのまま保存用の袋に入れ、傘の部分が下になるように冷蔵庫に入れる。この状態で1週間ほど保存できる。風味が落ちないよう、保存の前に水で洗わないことも肝要である。汚れが気になる場合は、キッチンペーパーやふきんでふき取ってから保存してほしい。

3. しいたけを冷凍保存する

しいたけを長期間保存したい場合には冷凍するのがよい。しいたけを冷凍保存する場合には、常温や冷蔵とは異なる方法になる。その保存前のしいたけの処理について説明する。

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おすすめの保存方法

しいたけを長持ちさせたい場合は、冷凍保存が適切である。冷凍にする場合には、ちょっとした工夫で旨みがアップするので、ぜひ覚えておいてほしい。手順はこちらである。

  • しいたけに汚れがあったらふきんやキッチンペーパーで拭く
  • しいたけを傘の部分、軸の部分、石づき部分に分ける
  • 石づき部分は廃棄する
  • 傘の部分はそのまま保存用の袋に入れる
  • 軸の部分はまとめてラップにくるみ、保存用の袋に入れる

この方法で約1か月保存できるうえ、しいたけの旨みが凝縮するといわれている。冷凍保存したしいたけを調理に使うときは、2分ほど常温においておくと包丁の刃が通るくらいに解凍できる。このままカットし、料理できる。

4. しいたけを天日干しして保存する

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出汁を作る際によく用いるのが干ししいたけである。しいたけを天日干しにすることで、さらに長期の保存が可能になる。それだけではなく、栄養面でもメリットがある。しいたけの天日干しの方法や、干ししいたけの戻し方を紹介する。

旨みも増える保存方法

自宅でしいたけを天日干しにする場合は、しいたけの軸の下に位置する石づきをカットし、傘を下にして日光の下に3日前後干す。季節によって干す期間は異なるので、乾燥具合をチェックしながら作業してほしい。干ししいたけは数か月保存が可能だが、カビなどがないか食べる際にはチェックが必要である。

干したしいたけは、とくにビタミンDの含有量が多い特徴がある。生のしいたけ100g中のビタミンDは0.3μgであるが、天日干ししたものは17μgにもなるのだ。(※1・2)

天日干ししたしいたけを戻す場合は、冷水に浸けて冷蔵庫に数時間おいておこう。時間がない場合は、傘部分と軸を切って1時間ほど冷水に浸ける。傘の部分を数等分してさらに水に浸けておくと、旨みが出やすくなる。また、容器ではなく密閉式の袋を使うと風味が維持できるだろう。戻した水も出汁として使って、天日干ししいたけを上手に活用してほしい。

結論

生のしいたけは秋から冬にかけて出荷量が増える。新鮮なしいたけを購入したら、なるべく早く食べるのがベターである。近日中に食べる予定がない場合は、冷蔵や冷凍保存をすれば美味しさを維持できる。しいたけは自宅で天日干しにすると、さらに長期保存ができるだけではなく、栄養面でもメリットがある。都合に合わせて上手に保存し、しいたけを最後まで美味しく食べてほしい。

参考文献
  • ※1※2.文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
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