なすは品種も多く、それぞれ旬が少しずつ異なる。この記事では、品種や産地ごとのなすを美味しく食べられる旬の時期や、旬のなすの栄養について紹介していく。美味しい食べ方も紹介するので、旬のなすを存分に味わってみてもらいたい。
目次
- 1. なすの旬の時期はいつ?
- 2. 品種別のなすの旬の季節
- 3. 旬のなすの栄養とは
- 4. 旬のなすの美味しい食べ方
1. なすの旬の時期はいつ?
最近は、スーパーで一年中なすを購入することができるので、なすの旬がよく分からない人も多いだろう。なすの旬の時期をチェックしてみよう。
なすの旬の時期は夏と秋
なすは夏から秋にかけて旬を迎える。産地によって旬の時期は異なり、九州の熊本では3~6月にかけて旬を迎える。それに対して関西の大阪や京都は春から秋を通して収穫できる。愛知は1年を通して収穫量が多い。
なすはハウス栽培で年中収穫されている野菜
なすは、ハウスでも栽培されるため、旬に関係なく年中収穫されている野菜だ。そのため、通年を通して、スーパーでなすを購入することができる。
2. 品種別のなすの旬の季節
なすは品種によっても旬の季節が違う。水なすと長なすの旬の季節を紹介しよう。
水なすの旬の季節
水なすは、皮が薄く水分が多いので、サラダや漬物など生で食べられることが多い。水なすの主な産地は大阪の泉州として知られている。旬は5~8月にかけてだ。
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長なすの旬の季節
長なすは、その名の通り長く細長い形をしているなすだ。主な産地は、九州の福岡や熊本で、6~9月にかけて旬を迎える。
3. 旬のなすの栄養とは
旬のなすはどのような栄養や効果を含んでいるのだろうか?なすの栄養についてチェックしてみよう。
なすの主な栄養と効果
なすは、水分が多くカリウムを含んでいる。カリウムは、体内の余分なナトリウムを尿へ排出する働きがある。さらにカリウムは高血圧予防にも効果があり、不足してしまうと食欲不振や内蔵機能低下などの症状を引き起こしてしまう。(※1)
「秋なすは嫁に食わすな」といわれる理由
「秋なすは嫁に食わすな」という言葉を聞いたことはないだろうか。この意味は諸説あり、体を冷やすからよくないという意味がある。これは、漢方でなすは体を冷やす効果があるということに繋がる。
4. 旬のなすの美味しい食べ方
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旬のなすはさまざまな美味しい食べ方がある。定番の焼きなすや煮浸しもいいが、豚肉と一緒に炒めれば、肉の旨味をなすは吸ってくれて絶品だ。さらに、トマトや鶏肉と煮込めば、トロトロ食感が楽しめる。他にもパスタやカレーなど定番のメニューになすを加えても美味しい。なすは、焼いたり、炒めたり、煮たりいろいろな調理法があるので、さまざまな料理に活用することができる。
結論
主に夏から秋にかけて旬を迎えるなすは、産地や品種によっても旬が異なる。旬のなすは、水分も多く、カリウムを含んでいることから健康効果も期待できるのだ。なすは、クセがなくいろいろな料理に活用することができるので、旬のなすを見つけたら、いろいろな食べ方を楽しんでみてもらいたい。
(参考文献)
- ※1 独立行政法人農畜産業振興機構
- なす 茄子 産地 野菜 栄養 機能性 調理https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/0709_yasai1.html