くわいは独特な見た目が特徴の食材で、おせち料理に使われることでも知られている。そんなくわいは、実はおせち料理以外でもさまざまな料理に活用できる食材だ。この記事では、くわいの保存方法や保存期間について紹介していくので、くわいを保存していろいろな料理に活用してみてもらいたい。
目次
- 1. くわいの保存方法と保存期間
- 2. くわいは冷凍でも保存できる
- 3. くわいの種芋の保存法
1. くわいの保存方法と保存期間
くわいは中国が原産の野菜で、煮物にしておせち料理に使われることが多い。そんなくわいは冬に旬を迎える。なかなかスーパーなどでも見かけることのないくわいを見つけたら、ぜひ購入して正しい保存方法で保存してみよう。
常温で保存する場合
- ボウルなどの容器に水を入れてくわいを浸す
- 冷暗所に置いておく
新鮮なくわいは芽がピンと張っていて表面にツヤがあるのが特徴だ。そんなくわいを新鮮に常温で保存するには、水につけて冷暗所に置いておくのがいいだろう。水を毎日交換することで、2週間ほど常温保存ができる。くわいは水分を必要とするので、必ず水に浸した状態で保存するようにしよう。
冷蔵庫で保存する場合
- くわいを湿らせたキッチンペーパーで包む
- ポリ袋や保存容器に入れて野菜室に入れる
くわいを冷蔵庫で保存する場合も、水分が必要だ。必ずそのまま野菜室に入れるのではなく、湿らせたキッチンペーパーで包むようにしよう。キッチンペーパーが乾いてきたら、再度湿らせたものと交換する。このようにすれば、2週間ほど保存が可能だ。
2. くわいは冷凍でも保存できる
くわいは、冷凍保存することで、常温や冷蔵よりも長く保存することができる。くわいの冷凍保存方法や解凍方法をみてみよう。
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くわいの冷凍保存方法
- くわいを洗って、皮を剥く
- くわいを茹でる
- 保存袋に入れて冷凍室に入れる
くわいを冷凍保存する場合は、茹でてから行うのがおすすめだ。くわいはアクが強い野菜なので、アク抜きしてから冷凍するのがいいだろう。冷凍したくわいは1か月ほど保存可能だ。すぐに料理に使う予定がない場合は、くわいを茹でてから冷凍保存しておくといいだろう。また茹でてから冷凍保存しておくことで、料理を作る際に下茹でなどの手間が省け、時短に繋がる。
冷凍くわいの解凍方法
茹でてから冷凍したくわいは、そのまま調理することができる。凍ったまま煮物にしたりするといいだろう。
3. くわいの種芋の保存法
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くわいは種芋を使えば、自宅でも栽培が可能だ。くわいを栽培する場合は、まず種芋を用意する必要がある。また、くわいは水生植物なので、水切れを起こさないようにすることが大切だ。くわいは土を使わず水耕栽培も可能で、くわいの種芋を水の中につけることで、育てることができる。くわいの種芋も上述の保存方法と同じく、水分がなくならないように注意しながら保存しよう。
くわいの植え付け時期は、4月中旬~6月中旬で、11月上旬~12月下旬頃に収穫できる。収穫したくわいの中から、状態のいいものをさらに種芋として保存しておけば、毎年くわいの栽培と収穫を楽しむことができる。
結論
くわいは、煮物にしておせちに詰めるのが定番だが、お正月以外でも味わうことができる。くわいは水生植物で保存には水分が欠かせない。くわいを保存する場合は、常温、冷蔵に限らず、水分を保つようにすることが大切だ。また、くわいを長く保存したい場合は茹でてから冷凍保存するといいだろう。正しい保存方法を行って、くわいをおせち以外でもいろいろな料理に活用してもらいたい。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。