購入した鰻を自宅で美味しく食べるには、温め方が重要である。そこで、鰻の風味ややわらかさを保つ上手な温め方を紹介する。スーパーで販売されているような安い鰻でも、温め方によってはお店の味に近付けることができるのだ。美味しい温め方をマスターして、自宅で鰻を楽しもう。
目次
- 1. 鰻のフライパンを使った温め方
- 2. 鰻の電子レンジを使った温め方
- 3. 鰻のトースターを使った温め方
1. 鰻のフライパンを使った温め方
スーパーで購入したチルド品の鰻の蒲焼きや白焼きを美味しく温めたいなら、フライパンで蒸し煮にする方法がおすすめだ。ふっくらとした仕上がりを楽しめる。
フライパンで温める方法
- フライパンに鰻を入れ、酒を全体にふる
- 水を少し加えて中火にかけ、沸騰してきたらふたをして2~3分ほど蒸す
- 身が崩れないようそっと鰻を取り出す
さらに美味しくするコツ
蒲焼きを温める場合は、フライパンに入れる前に、お湯をかけて鰻に付いている余分なタレを落とし、水気をふき取っておくとよい。タレを洗い流してから焼くことで、よりふっくらと仕上げることができる。また、蒸し焼きにしたあとタレを塗ってから仕上げに魚焼きグリルで1分ほど焼くと、皮がパリッとしてより美味しく仕上がる。
2. 鰻の電子レンジを使った温め方
最も簡単な鰻の温め方は、電子レンジを使う方法だ。フライパンでの温め方と同様に、蒸気を逃がさないようにするのが美味しく温めるポイントである。一般的にはラップをかけて温めるが、オーブンシートで鰻を包む方法をおすすめする。
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電子レンジで温める方法
- オーブンシートを鰻の長さよりも15cmほど長く切る
- シートの中央に鰻をのせる
- 鰻に酒をふる
- シートの手前と奥側を持ち上げて鰻を筒状に包む(端は合わせて2回折る)
- 両端の余った部分をねじるように閉じる
- シートで包んだ鰻を耐熱皿にのせ、電子レンジに入れる
- 500Wで1尾は50秒、1/2尾は40秒を目安に加熱する
オーブンシートで鰻を包んで電子レンジ加熱することで、蒸気が閉じ込められた状態になりふっくらと仕上がる。加熱時間が足りない場合は、10秒ずつ様子を見ながら追加すると、加熱し過ぎて鰻が硬くなってしまうことを防げる。
より簡単な方法
オーブンシートがない場合や、より手軽に温めたい場合は、ラップを使用する温め方でもよい。耐熱皿にカットした鰻をのせ、酒をふる。軽くラップをして500Wで1分程度ほど、さらにラップをはずして30秒ほど加熱すればOKだ。
3. 鰻のトースターを使った温め方
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表面をカリッと香ばしく仕上げたい場合は、トースターを使う温め方がおすすめである。グリルを使う場合も同様で、アルミホイルの使い方がポイントだ。
トースターやグリルで温める方法
- アルミホイルを大きめにカットし、くしゃっと丸めてから広げる
- 鰻をのせて酒をふり、全体をアルミホイルで覆うように包む
- トースターの場合は5分ほど、魚焼きグリルの場合は3分ほど焼く
- アルミホイルを開いてさらに1分ほど焼く
アルミホイルを丸めてしわを付けることで、鰻を置いたときにくっつきにくくなる効果がある。鰻の皮がアルミホイルに張り付いて取れてしまうのを防げるうえ、加熱ムラもできにくくなる。フライパンや電子レンジで温める方法と同様に、酒をふり蒸し焼きにしてふっくらと仕上げよう。アルミホイルを開いてからは焦げやすくなるため、加熱し過ぎないように注意しながら焼くとよい。
結論
鰻はさまざまな方法で温めることができるが、いずれの場合も蒸気を逃がさないようにすることが大切だ。ふたやオーブンシート、ラップ、アルミホイルなど、調理器具に合ったものを使用することで、どの温め方でも簡単に蒸し焼きにすることができる。また、酒をふってから温めるのもポイントだ。スーパーの鰻や真空パックの鰻、冷凍鰻なども、温め方にこだわって美味しく食べよう。