れんこんを酢水にさらす理由!作り方や料理ごとの方法を紹介

广告4

れんこんを使用するレシピでは、切ったれんこんを酢水にさらすよう記載されていることが多い。れんこんを酢水にさらすのはなぜなのだろうか。酢水にさらす理由や酢水の作り方など、れんこんの適切な下処理について知り、上手に料理に活用しよう。


目次
  • 1. れんこんを酢水にさらす理由
  • 2. れんこんに使う酢水の濃さ
  • 3. れんこんを酢水にさらさない料理

1. れんこんを酢水にさらす理由

れんこんを切ったあと酢水にさらす理由は、主に下記の2つの効果を得られるからだ。

変色を防ぐ

れんこんを切ってそのまま置いておくと、切り口が黒っぽく変色する。これは、れんこんに含まれるタンニンによる褐変である(※1)。褐変は皮を剥いた部分や切り口が空気に触れると起こる。れんこんの見た目が悪くなってしまうため、酢水にさらして空気を遮断することで褐変を防ぐのだ。

【浸け過ぎに注意】

酢水にさらすことでれんこんの褐変は防げるが、水溶性のビタミンCが流出してしまう(※1)。流出を最小限におさえるためにも、長時間浸けっぱなしにするのは避けよう。

アク抜き

れんこんのタンニンは、アクの成分でもある。酢水にさらしてアク抜きすることで、苦みやえぐみを和らげることができるのだ。色をキレイに保つだけでなく、味の面でもアクによるクセをなくす効果がある。ただし、長時間酢水に浸けているとれんこんの風味まで抜けてしまうため、やはり浸け過ぎは禁物だ。(※2)

2. れんこんに使う酢水の濃さ

れんこんをさらす酢水は、どのくらいの濃度で作ればよいのだろうか。目安となる濃度や、さらす時間について見ていこう。

濃度の目安

酢水の濃度は、約3%を目安にするとよい。水と酢の分量の目安は、下記の通りだ。

Advertisements

  • 水1カップ(200ml)の場合:酢小さじ1杯
  • 水500mlの場合:酢大さじ1杯

酢の割合が多すぎると、れんこんに酢の風味が残ってしまう。酢水を作る際は、目安よりも大幅に濃くならないように気を付けよう。

酢水にさらす時間の目安

れんこんを酢水にさらす時間は、5~15分程度が目安となる。先述のようにビタミンCの流出をおさえるためにも、長時間にならないよう注意が必要だ。(※1、2)

また、皮を剥いたり切ったりしたれんこんは、空気に触れ続けるとどんどん黒ずんでいくため、なるべく早く酢水にさらそう。

3. れんこんを酢水にさらさない料理

Advertisements

れんこんは、必ず酢水にさらさなければならないわけではない。料理によっては酢水ではなく水にさらしたほうがよい場合や、そのまま使う場合もある。料理に合わせて下ごしらえを変えることが大切だ。

料理に合わせた下ごしらえ

れんこんは水より酢水にさらしたほうが、白さが残りやすい。また、シャキシャキとした食感になる。煮物のように調味料により色味が変化する料理は、水でアク抜きすれば十分である。水にさらすと、ホクホクとした食感が残りやすい。下記を参考に、好みで方法を使い分けよう。

  • 酢水にさらす料理:ちらし寿司、サラダなどのトッピングなど
  • 水にさらす料理:煮物、きんぴらなど
  • 酢水や水にさらさない料理:すり流し汁など、れんこんをすりおろして使う料理

【切り方】

また、れんこんは繊維質の野菜のため、切り方によって食感が変わるのも特徴だ。好みの食感に仕上がるように、切り方も変えるとよい。

  • 薄めの輪切り、半月切り:酢の物やサラダなど
  • 厚めの輪切り、半月切り:きんぴらや天ぷらなど
  • 太めの縦切り:炒め煮
  • 乱切り:筑前煮

結論

れんこんを酢水にさらすと、褐変を防ぐ効果がありアクも抜ける。ただし、さらし過ぎると栄養が流出して風味もなくなってしまうため、適度な濃度を守りさらす時間も短時間に留めよう。また、料理によっては酢水ではなく水にさらしたほうがよい場合や、そのまま使う場合もある。切り方も含め、れんこんの下ごしらえの方法は、料理によって選び分けよう。

参考文献
  • ※1出典:独立行政法人農畜産業振興機構 今月の野菜れんこん
  • ※2出典:一般財団法人日本educe食育総合研究所 クセがなくて食べやすい「れんこん」は、11月17日が記念日です☆

監修管理栄養士:小林里穂

経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。

料理
おかゆと合うおかずは何?目的や材料別におすすめおかずを紹介

おかゆと合うおかずは何?目的や材料別におすすめおかずを紹介..

監修者:管理栄養士 藤井千晃(ふじいちあき)...

料理
玉ねぎの日持ちはどのくらい?冷蔵や常温で長持ちさせるコツ

玉ねぎの日持ちはどのくらい?冷蔵や常温で長持ちさせるコツ..

常備野菜として人気の玉ねぎは日持ちするイメージがあるが、実際にはどのくらい長持ちするのだろうか?この記事では、冷蔵や常温での保存や切った玉ねぎの日持ちなどを紹介していく。それぞれの保存のコツを押さえて上手に玉...

料理
ラーメンが太る理由!太りにくい食べ方とスープの選び方を紹介

ラーメンが太る理由!太りにくい食べ方とスープの選び方を紹介..

今回紹介するのはラーメンを食べて太る理由だ。ハンバーガーをはじめ、麺類、おにぎりのような食べ物は身近な存在だが、一般的に高カロリーでダイエット中の人は食べないようにしているという人もいるだろう。なぜラーメンを...

料理
くわいとはどんな野菜?おせち料理に使われる理由とは

くわいとはどんな野菜?おせち料理に使われる理由とは..

くわいという不思議な響きをもつ食材をご存じだろうか。普段はあまり目にすることがないくわいだが、お正月にはおせち料理の一隅を占めていることが多い。形状も独特なくわいとは、どんな野菜なのだろうか。本記事では食べ方...

料理
オートミール茶漬けは簡単おいしい!作り方やトッピングを紹介

オートミール茶漬けは簡単おいしい!作り方やトッピングを紹介..

栄養が豊富でカロリーが低く、ダイエット食として注目を集めているオートミール。オーツ麦を脱穀し、調理しやすいよう加工したもののことをいう。オートミールを使ったレシピはたくさんある。その中で今回はお茶漬けのレシピ...

料理
焼きみかんの作り方と食べ方!味の特徴やアレンジ方法を紹介

焼きみかんの作り方と食べ方!味の特徴やアレンジ方法を紹介..

焼きみかんを知っているだろうか?その名の通り、みかんを焼いて食べるのだ。焼きみかんを知らなかった人や食べたことのない人は「え、みかんを焼くの?」と驚くかもしれない。みかんはそのまま食べても美味しい果物だが、焼...