餅が余ったら、冷凍保存がおすすめだ。冷凍することで保存期間を長くすることができ、いつでも美味しい餅を食べることができる。この記事では、餅の冷凍保存と保存期間について紹介していく。冷凍した餅の美味しい食べ方も紹介するので、余すことなく餅を有効活用してみよう。
目次
- 1. 餅の冷凍保存方法
- 2. 冷凍した餅の解凍方法
- 3. 冷凍した餅の焼き方
- 4. 冷凍した餅の食べ方アレンジ
1. 餅の冷凍保存方法
正月などに餅がたくさん余ったら、冷凍保存するのがおすすめだ。正しい冷凍保存方法をチェックしてみよう。
餅はラップに包んで冷凍保存
- 餅を一切れずつラップに包む
- 冷凍保存袋に入れて冷凍庫に入れる
基本的に個包装されている市販の餅は賞味期限が長く、冷凍する必要はない。しかし手作りの餅や個包装されていない餅はくっつかないよう、一切れずつラップに包んでから冷凍することで、長く保存することができる。
冷凍での保存期間はいつまで?
冷凍した餅は1ヶ月ほど保存が可能だ。すぐに食べる予定がない餅や食べきれなかった餅はカビが発生したり、乾燥する前に早めに冷凍保存するのがいいだろう。
2. 冷凍した餅の解凍方法
冷凍した餅は、さまざまな方法で解凍することができる。食べ方に合わせて解凍方法を選ぶといいだろう。
電子レンジで解凍する
- 冷凍餅を水にくぐらせる
- 耐熱皿にオーブン用シートを敷き、餅を乗せる
- 電子レンジ500Wで1分ほど加熱する
加熱時間の目安は餅1個の場合だ。餅の大きさや水分量に合わせて加熱時間を調整しよう。
自然解凍する
- ラップに包んだまま冷蔵庫に入れる
- 自然解凍できたら、通常通り餅を調理する
冷凍した餅は自然解凍することで、冷凍前と同じように調理できる。
鍋で解凍する
- 鍋に水を入れて沸騰させる
- 鍋に餅を入れて柔らかくなるまで加熱する
餅を焦がしたくない場合におすすめの解凍方法だ。茹でる場合は餅が溶けすぎてドロドロにならないように注意しよう。
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3. 冷凍した餅の焼き方
冷凍した餅はフライパンやトースターを使って焼くことができる。冷凍餅の正しい焼き方を紹介しよう。
フライパンで焼く方法
- フライパンに冷凍餅を置く
- 中火で5分ほど焼き、さらにひっくり返して5分加熱する
- 餅が膨らんできたら、3分ほど焼いて完成
フッ素樹脂加工のフライパンの場合は油なしで焼くことができるが、鉄製の場合は薄く油をひくといいだろう。
トースターで焼く方法
- トースターの網の上に、フライパン用のアルミホイルを敷く
- 餅を乗せて10分ほど加熱する
- 餅が膨らんできたら3分ほど焼いて完成
フライパン用のアルミホイルではなく、普通のアルミホイルを使う場合はサラダ油を塗ってから冷凍餅を置くといいだろう。
4. 冷凍した餅の食べ方アレンジ
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冷凍した餅はさまざまな食べ方を楽しむことができる。おすすめの食べ方アレンジをみてみよう。
1:あんこもち
優しい甘さのあんこもちは疲れた時に食べたくなる味わいだ。解凍した餅に粒あんを絡めるだけで完成する。粒あんが固い場合は、水を足してレンジで加熱すると餅に絡みやすくなる。
2:揚げ餅
冷凍餅を油で揚げて、カリッとした食感の揚げ餅にしてみるのもいいだろう。仕上げに醤油を絡めれば、香ばしい味わいが楽しめる。冷凍餅は解凍後、水気をしっかり拭き取ってから揚げるようにしよう。
3:雑煮
冷凍餅をそのまま出汁の鍋に入れて雑炊にするのもいいだろう。鶏肉やかまぼこなどお好みの具材と一緒に煮込むことで、身体の芯から温まる餅料理が完成する。
結論
個包装になっていない餅は、カビが生えたりパサパサになったりする前に冷凍保存しておくのがおすすめだ。冷凍しておくことで、1ヶ月ほど保存が可能で食べ方に合わせた解凍をして美味しく味わうことができる。餅が食べきれない場合は、早めに冷凍保存するようにしよう。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。