どんな料理にも使える玉ねぎは、生でも加熱でもどちらでも楽しめる野菜だ。そんな玉ねぎの独特な辛味が苦手だという人もいる。とくにサラダなど生で使う場合に辛味を感じることが多い。この記事では玉ねぎの辛味抜きの方法を詳しく紹介していく。
目次
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1. 生玉ねぎの辛味抜きの方法
生の玉ねぎはスライスしてサラダやマリネに使ったり、みじん切りにしてタルタルソースに使ったりする。そんな時玉ねぎの辛味が気になることがある。それを解消する生玉ねぎの辛味抜きのやり方をチェックしてみよう。
レンジで加熱する
スライスした玉ねぎを耐熱容器に入れてラップをする- レンジで1〜2分加熱する
- 水ですすいでキッチンペーパーで水気を取る
レンジで加熱すると柔らかな食感になるので、サラダよりも和え物におすすめだ。加熱しすぎてしまうと食感が変わってしまうので注意しよう。
水にさらす
- 玉ねぎをスライスする
- ボウルに水を入れ、玉ねぎを入れて5分ほど水にさらす
- 水気を切る
玉ねぎを水にさらしすぎると栄養素が流れ出てしまうので、長くても10分程度を目安にさらすようにしよう。
酢水にさらす
- ボウルにたっぷりの水と酢を入れる
- そこにスライスした玉ねぎを入れて10分ほどさらす
酢水にさらすことでシャキシャキ感を保ったまま辛味を抑えることができる。玉ねぎに酢の味がつくがサラダやマリネにはよく合う。
塩もみする
- スライスした玉ねぎに塩をふってキッチンペーパーで包む
- 玉ねぎをよくもむ
- 水で洗って水切りをする
塩もみをすると玉ねぎに少し塩味がついてしまいシャキシャキ感はなくなるが、歯ごたえは残る。
砂糖でもむ
- スライスした玉ねぎに砂糖をふりかけて放置する
- 玉ねぎを絞り水分を出す
- 水にさらす
砂糖を使うことで塩よりも辛味が和らぐのが特徴だ。塩もみと同様、シャキシャキ感はなくなるが、歯ごたえは残る。
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熱湯をかける
- スライスした玉ねぎをざるに入れる
- ざるの上から熱湯をかける
- すぐに玉ねぎを氷水にさらす
熱湯をかけた後にすぐに氷水にさらすことで、玉ねぎが柔らかくならずにシャキシャキ食感を残すことができる。
2. 玉ねぎは放置しても辛味抜きができる?
玉ねぎを空気にさらして辛味抜きを行う方法がある。これは、スライスした玉ねぎを広げて10分ほど置いておく方法だ。しかし、上記で紹介したような水や酢水にさらす方法よりも辛味が抜けにくい。そのため確実に玉ねぎの辛味抜きを行いたい場合は、ほかの方法を行うのがいいだろう。
3. 辛味抜きした玉ねぎの栄養の変化
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辛味抜きの方法によっては、玉ねぎの栄養に変化が出てくる。玉ねぎには水溶性食物繊維やカリウム、ビタミン類などが含まれているので、水にさらすと水溶性の栄養素は溶け出してしまうのだ。(※1)そのため、玉ねぎの栄養を残しながら辛味抜きを行いたい場合は、水にさらすのではなく、塩や砂糖でもんだり、レンジで加熱したりする方法がいいだろう。
結論
玉ねぎの辛味はさまざまな方法で抜くことができる。しかし辛味抜き方法によっては、玉ねぎに含まれる水溶性の栄養素が流れ出てしまう。そのため栄養素を残しながら辛味だけを抜きたい場合は、辛味抜きの方法を工夫してみるのがいいだろう。
(参考文献)
※1 エキサイト株式会社玉ねぎを水にさらすのはもったいない!辛みを除いて栄養丸ごと取る方法 - 【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ[1/1ページ]
https://erecipe.woman.excite.co.jp/article/E1600652170400/#mokuji_3
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。