納豆と梅干しは、冷蔵庫のスタメン!そんなご家庭も多いことであろう。双方、日本では古くから親しまれてきた食品である。そんな納豆と梅干しの美味しい食べ合わせ術について調査。いかにも健康に良さそうな両者だが、美味しく食べる方法についても紹介していこう。
1. 納豆と梅干しの栄養素
納豆と梅干しは、どちらも健康的な食品であるというイメージが強い。ここではそれぞれの栄養素について、改めて詳しく見ていきたい。
主な栄養素と効果
納豆は大豆の発酵食品、梅干しは梅の保存食である。それぞれの栄養素と効果を詳しく解説しよう。
【納豆】
納豆は、大豆に納豆菌を合わせて発酵させた食品だ。発酵食品のひとつに数えられ、大豆が持つ栄養素のほかにもナットウキナーゼによる健康効果などに注目が集まっている。
納豆の主な栄養素は大豆由来のタンパク質、脂質、さらにはミネラルやビタミンなどである。大豆の成分には、抗酸化作用をはじめコレステロール抑制など、現代人が悩む生活習慣病に大きな効果を果たすことがわかってきている。さらに納豆になると納豆キナーゼによる血栓の予防やビタミンKによる骨粗鬆症の予防、食物繊維による整腸作用などに期待がもてる。(※1)
【梅干し】
梅干しは、武士の時代から携帯食としても重宝されてきた存在である。梅干しの酸味は、疲労回復に効果があるとされてきたのだ。(※2)実際に疲労物質と呼ばれる乳酸の発生を抑制する効果があり、これが疲労回復につながる。(※3)
2. 納豆と梅干しを食べ合わせる方法
Advertisements
ここからは実際、納豆と梅干しをどのように食べると美味しいのか、おすすめの食べ方について解説をしていこう。
おすすめの食べ方
納豆と納豆、そのまま混ぜて食べているという人も多いことであろう。ひと手間加えるとぐっと美味しさがアップする。おすすめの食べ方をみていこう。
【定番梅納豆】
梅は種を除いてたたき、納豆と混ぜ、ネギやかつお節を散らして、醤油で味付けするのがおすすめ。オリーブオイルやごま油をプラスして味変をするもよし。ごはんやパスタ、うどんにかけても、そのままで美味しくいただける。
【梅納豆きゅうり】
角切りにしたきゅうりと納豆、梅干しを和えると歯応えが加わり、美味しさがアップ。さらに夏らしい味わいになる。
【梅納豆スープ】
なんと納豆と梅干しをスープにアレンジする斬新レシピも。ほんのり温かな納豆は、いつもとは少し違った味わいだ。カップ中に納豆と梅干し、納豆のタレを入れ、お湯を注ぐだけといった簡単レシピなので、忙しい毎日にも重宝しそう。胃を温めてくれる効果も!
結論
納豆と梅干し、いずれも日本で古くから愛されてきた食材である。現代でも多くの家庭で冷蔵庫に常備していることであろう。今晩は、程よい酸味と旨味で食欲が掻き立てられる「納豆と梅干し」の食べ合わせレシピにしてみてはいかがだろうか?
(参考文献)
※1出典:国立研究開発法人科学技術振興機構
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1988/101/10/101_10_749/_pdf/-char/ja
※2出典:公益財団法人長寿科学振興財団「第2回梅干しの効果」
https://www.tyojyu.or.jp/net/essay/nihonjinnochojushoku/umeboshi.html
※3出典:わかさの秘密 成分情報 梅
https://himitsu.wakasa.jp/contents/plum/#anchor-post-1