肌寒くなってくると食べたくなるおでんだが、家で食べるとなると一体どんな付け合わせがいいのか迷うこともあるだろう。また、おでんだけでは、食卓の彩が地味になりがちな上、野菜不足が気になるかもしれない。この記事では、野菜がたっぷり摂れる付け合わせから、子どもに人気のボリューミーな副菜、汁物まで9選を紹介しよう。
目次
- 1. おでんの付け合わせにおすすめ!野菜の簡単おかず3選
- 2. 子どもにも人気の副菜は?おでんに合う肉や魚の付け合わせ料理3選
- 3. おでんの付け合わせにおすすめの汁物3選
1. おでんの付け合わせにおすすめ!野菜の簡単おかず3選
おでんは、大根やにんじん、じゃがいもといった根菜はしっかり摂れるが、葉物野菜などは少なく彩りは地味な傾向にある。おでんの付け合わせは何がいいかと迷ったときは、グリーンや赤などの彩りを添える野菜料理がおすすめだ。トマトやきゅうりでサラダもいいが、ここでは手軽にできる野菜の付け合わせメニューを紹介しよう。
1:昆布茶使用で簡単美味しい「パリパリセロリの浅漬け」
加熱調理なしで、味付けは粉末の昆布茶と米酢、塩とシンプル。好みで赤唐辛子を追加しよう。食べやすい大きさにカットしたセロリを調味料に30分漬け込むだけで完成だ。
おでんのプリプリ柔らかい食感の合間に、パリパリとした歯応えが絶妙なアクセントでいい箸休めにもなる。セロリの筋は節の部分からポキっと折り、そのまま下まで引っ張ればキレイに取れる。
2:レンジ加熱で華やか常備菜「ツナとパプリカのマリネ」
カラフルなパプリカを使った簡単マリネは、地味になりがちなおでんに華を添えてくれる。細切りにしたパプリカと薄切りにした玉ねぎをレンジで加熱し、ツナ缶と甘酢で和えるだけで完成する。レンジ加熱でOKなので、火を使わず作れるのもうれしいメニューだ。
3:ほんのり甘くて箸が進む!「小松菜とささみのごま和え」
食卓が茶色くなりがちなおでんの付け合わせとして、にんじんの赤と小松菜のグリーンで彩りを足そう。野菜のシャキシャキ感が食欲をそそる逸品だ。少し甘めの胡麻和えで、ささみも入っているので食べ応えも十分。
にんじんや小松菜は加熱したらざるにあげ、しっかりしぼって水気を切るのが、水っぽくならないコツだ。小松菜は、キャベツやチンゲン菜といったほかの葉物野菜で代用してもいいだろう。
2. 子どもにも人気の副菜は?おでんに合う肉や魚の付け合わせ料理3選
おでんには練り物やたまごが入っているが、肉はあまり入っていないことが多い。育ち盛りの家族がいる場合は、食べ応えがある肉料理の副菜があると喜ばれるだろう。
1:ねぎの香味が病みつき「鶏肉のねぎポンびたし」
さっぱり美味しい鶏肉のねぎポンびたしは、ねぎの香味が病みつきになるおでんの付け合わせにぴったりのメニューだ。鶏肉は角切りにして塩こしょうで味付けし、玉ねぎと一緒に炒めよう。味付けポン酢を回しかけ、ねぎと和えるだけで完成だ。
シンプルな味付けだが、ほどよい酸味が利いたポン酢味で箸がすすむこと請け合いだ。好みで柚子こしょうを足すと、ピリッとした辛さがアクセントになる。
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2:食べ応えばっちりでごはんもすすむ「甘辛豚こまボール」
おでんだけでは、ごはんのおかずとしては物足りないという方もいるだろう。ごはんにもおでんにも合う副菜として、豚肉で作った甘辛ボールがぴったりだ。常備していることが多い豚こま肉で作るので、とても手軽に作れる。
塩こしょうで味付けした豚こま肉に薄力粉をまぶし、好みのチーズなどを巻いて丸め、フライパンで焼く。味付けにすき焼きのタレを使うと、子どもも食べやすい人気の付け合わせになる。
3:うどんのトッピングにもおすすめ!「なすの肉味噌炒め」
炒めたなすと味噌がとろりと美味しい付け合わせだ。味噌がメインの和風の味付けなので、おでんとの相性もよく、ごはんもどんどんすすむ。
おでんの場合、うどんを主食として食べることもあるだろう。旨みたっぷりの出汁が絡んだうどんはそれだけでも美味しいが、濃厚な味のなすの肉味噌炒めは、うどんのトッピングとしてもおすすめだ。
3. おでんの付け合わせにおすすめの汁物3選
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おでんの代表的な具材である練り物やたまごには、タンパク質が多く含まれている(※1)(※2)。そこで、野菜たっぷりの味噌汁などを付け合わせにすると栄養バランスもよくなる。ここでは、おでんにおすすめの汁物を紹介する。
1:クリーミーなコクが人気「根菜とベーコンのミルクスープ」
牛乳ベースのクリーミーなスープ。大根やにんじんなどの根菜とベーコン、きのこを牛乳で煮込み、味噌で味を調えて仕上げの粉チーズでコクをアップさせている。味噌の風味が効いているので、和風のおでんにぴったりの付け合わせになるだろう。
2:足りない野菜をチャージ!「白菜と大根の具だくさん味噌汁」
いつもの味噌汁に白菜などの葉物野菜を入れると、おでんにぴったりの付け合わせになる。豚肉を入れてボリュームアップさせてもいいだろう。豚肉を炒めた後に、白菜などの野菜を合わせて軽く炒めるのがポイント。出汁を加えて煮込んだ後、味噌を入れたら完成だ。
3:ふわふわ卵が美味しい「ほうれん草のかき玉汁」
ほうれん草のグリーンとふわふわのかきたまの黄色が、おでんに彩りを添える付け合わせだ。かき玉をフワフワにするには、卵に片栗粉でとろみを付け、出汁がしっかり煮立ったところで流し入れることが大切だ。ほうれん草は塩茹でして冷水にとるとえぐみも抑えられ、緑も鮮やかになる。
結論
寒くなってくると出番が多くなるおでん。おでんは大きな鍋でまとめて作っても美味しいが、さすがに飽きてくることもあるだろう。この記事で紹介した料理を参考にして、付け合わせで味に変化を付けながら、おでんを楽しんでほしい。
(参考文献)
※出典1※出典2: 文部科学省 食品成分データーベース
https://fooddb.mext.go.jp/