せっかくシチューを作ろうと思ったのに、牛乳がなかったという経験をした人は多いだろう。牛乳なしでも美味しいシチューは作れるのだろうか。実はシチューは牛乳なしでも美味しいレシピがある。牛乳を使わずにシチューを作る方法やコクを加える食材、とろみをつける方法について紹介する。
目次
- 1. シチューを牛乳なしで作る方法
- 2. シチューのコクを牛乳なしで出せる食材
- 3. シチューとろみを牛乳なしで出す方法
1. シチューを牛乳なしで作る方法
シチューを牛乳なしで作る場合、どんな方法があるだろうか。ここでは、牛乳の代用として使えるものを紹介する。
代用として使えるもの
シチューを牛乳なしで作る場合、水の量を牛乳分増やすことで代用できる。野菜からの水分も出るため、味見をしながら調整するといいだろう。
代用品として使える食材には、ほかにも豆乳、ヨーグルト、豆腐、生クリームがある。生クリーム以外の食材は、牛乳と同じ量を用意しよう。豆乳は煮立てると分離するので、弱火で煮込むのがポイントだ。ヨーグルトは、成分無調整で無糖タイプのものがコクのあるさっぱりとした味わいに仕上がる。豆腐を使用する場合は、すりつぶした絹豆腐がなめらかな口あたりになっておすすめだ。生クリームは脂肪分が多いため、牛乳の分量の1/3~1/4程度にしよう。
2. シチューのコクを牛乳なしで出せる食材
牛乳なしでシチューを作ると、少し物足りなく感じる場合もあるだろう。そんなときにプラスするとコクが出るおすすめの食材をみていこう。
チーズ
牛乳なしのシチューにコクを出したいときは、チーズを入れよう。チーズの種類は、粉チーズ、スライスチーズ、ピザ用チーズ、クリームチーズなど、冷蔵庫にあるチーズでアレンジできる。仕上げに粉チーズをふりかけるだけでも十分だが、チーズの風味を抑えたいのであれば、カマンベールチーズやモッツァレラチーズなどのナチュラルチーズを煮込みの段階で入れるのがおすすめだ。
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バター
バターも牛乳なしのシチューにコクを出してくれる。野菜を炒める段階で油の代わりにバターを使用したり、仕上げに溶かしバターを加えたりすることで、コクがプラスされ風味もよくなるのだ。塩分量を考えると無塩バターのほうがおすすめだが、有塩バターの場合は、調理過程で塩の量を減らそう。
味噌
隠し味として味噌を使うと、牛乳なしのシチューにもコクと深みを出せるのでおすすめだ。市販のルー1パックに対して、小さじ1~2杯の味噌を仕上げのときに入れると、風味が飛ばずにコクが深まる。和風の味わいになり、ごはんとの相性もバツグンのシチューに仕上がるのだ。白味噌を使うと、適度な甘みでまろやかになり、シチューの色にも影響が少ない。
3. シチューとろみを牛乳なしで出す方法
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牛乳なしでシチューを作ると、とろみがつかず困ったという経験もあるのではないだろうか。牛乳なしでもとろみをつけることはできる。最後に、牛乳なしのシチューにとろみをプラスするポイントを紹介しよう。
加熱する
シチューのとろみは、ルーに含まれている小麦粉が加熱によって糊化することでできるのだ。そのため、ルーを溶かしてからの加熱が少ないと、とろみがつかない場合がある。ルーを加えてもとろみが足りないと感じるときは、ルーを入れて再沸騰した後も弱火で10分以上煮込もう。鍋底が焦げないように、木べらを使ってかき混ぜながら加熱することもポイントだ。
水で溶いた小麦粉を入れる
加熱してもとろみが足りない場合は、水で溶いた小麦粉を加えよう。小さじ2杯程度の小麦粉を同量の水で溶き、沸騰しているシチューに加える。弱火で5~10分程度かき混ぜながら煮込むと、とろみがついてくる。強力粉でも薄力粉でも、小麦粉の種類によって効果は変わらないので、家にあるものを使おう。
結論
牛乳なしでもさまざまな食材を活用すると、深いコクととろみのある美味しいシチューが作れる。牛乳の代わりに豆乳や豆腐、ヨーグルトなどを使うことで、牛乳で作ったシチューとは違う新たな美味しさを発見できるだろう。牛乳がないときでも気軽にシチューを楽しめるので、ぜひ試してみよう。