長ねぎは白い部分が主に使われがちで、青い部分は捨ててしまうという人も少なくない。しかし、青い部分もさまざまな料理に活用できる。そこで、長ねぎの青い部分を使うレシピを紹介していく。白い部分とは異なる持ち味を活かして、長ねぎを美味しく食べきろう。
目次
- 1. 長ねぎの青い部分でレシピにアクセント
- 2. 長ねぎの青い部分を使ったおかずレシピ
- 3. 長ねぎの青い部分と主食レシピ
1. 長ねぎの青い部分でレシピにアクセント
長ねぎは青い部分も白い部分も部位としては葉である。白い部分は土のなかで育つため、日光に当たらないことで白くやわらかくなる。青い部分は日光を浴びて育つため緑色になるのだ。味や食感も白い部分とは異なり、独特の辛みや粘り気がある。そのため、緑色の彩りや、辛みと食感を活かしたレシピがおすすめだ。
薬味や調味料
長ねぎの青い部分の辛みは薬味に適している。刻んで料理にトッピングしたり、つゆに加えたりして使える。また、粘り気があるため調味料と絡みやすく、自家製のタレなどの材料にも向く。青みが彩りにもなり、香りとともに食欲がそそられる。簡単に作れる自家製タレや自家製調味料のレシピを紹介しよう。
【長ねぎのポン酢タレ】
長ねぎの青い部分をみじん切りにして、ポン酢、砂糖、ごま油と混ぜ合わせれば完成だ。ポン酢2:砂糖1:ごま油1の配合を目安に、好みで調整しよう。唐揚げや蒸し鶏、冷しゃぶサラダなどのタレとして活用できる。
【長ねぎの旨塩タレ】
長ねぎの青い部分をみじん切りにして、ごま油、鶏がらスープの素、塩こしょうと混ぜ合わせる。ごま油をベースに、ほかの調味料は塩気を味見しながら好みで加えるとよい。冷奴や蒸し鶏などにかけても美味しく、焼肉のタレとしても活用できる。
【ねぎ味噌】
みじん切りにした長ねぎの青い部分を、味噌、醤油、みりん、にんにくなどと一緒にごま油で炒める。野菜のディップやおにぎりの具など、さまざまな使い方ができる。
【ねぎ油】
みじん切りにした長ねぎの青い部分と唐辛子を、ごま油とサラダ油でじっくり炒める。油はねぎ油としてチャーハンなどの料理に使い、炒めた長ねぎも料理の具材やトッピングなどに使える。
2. 長ねぎの青い部分を使ったおかずレシピ
長ねぎの青い部分は、生食ではピリッとした辛みが感じられるため薬味に向くが、加熱するとやわらぐため、炒め物やスープ、鍋料理にも使える。生と加熱調理では違った美味しさを楽しめるのだ。加熱時間を短めにすれば辛みを残すこともできるため、好みで調整しよう。簡単で美味しい、人気のおかずレシピを紹介する。
持ち味を活かしたおかず
【豚キムチ長ねぎ炒め】
豚薄切り肉とキムチ、斜め切りにした長ねぎの青い部分を炒め合わせるだけの簡単な料理だ。きのこや厚揚げなどを加えても美味しい。ごはんにのせれば丼にアレンジもできる。
【ねぎ入り卵焼き】
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溶き卵に醤油や砂糖などの調味料を入れ、刻んだ長ねぎの青い部分を加えて混ぜ合わせてから焼く。長ねぎがアクセントとなり、彩りもキレイに仕上がる。和風味のほか、鶏がらスープの素を使って中華風卵焼きにしても美味しい。
【鶏団子スープ】
みじん切りにした長ねぎの青い部分を鶏団子のたねに混ぜ込む。また、斜め切りにしてスープの具材にも使える。ほかの具材も加えて、鶏団子鍋にするのもおすすめだ。
【ねぎま鍋】
長ねぎの青い部分も白い部分もまるごと一本使う鍋料理だ。5cmくらいの長さに切った長ねぎを昆布出汁で煮て、酒と醤油、みりんで味付けしてからマグロの角切りを加える。
【味噌汁】
長ねぎの青い部分は、味噌汁の具材にも使える。斜め切りにして豆腐やなめこなどと一緒に加えよう。煮込み時間が長いと辛みがよりやわらぎ、とろみの強い汁になる。豚汁などのアクセントにしたい場合は、最後に加えてサッと煮る程度がおすすめだ。
3. 長ねぎの青い部分と主食レシピ
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麺やごはんものにも、長ねぎの青い部分を使った料理は多い。緑色が彩りになるだけでなく、風味や食感が加わりほどよいアクセントとなる。さっぱりと食べたいときや風味をよくしたいときには、ぜひ長ねぎの青い部分を加えてみよう。そばやうどんの薬味、焼きそばのトッピングなどにも使える。ここでは、加熱調理して食べるおすすめのレシピを紹介する。
香りと彩りを楽しむ主食
【ねぎチャーハン】
みじん切りや小口切りにした長ねぎの青い部分を、卵や好みの具材、ごはんと一緒に炒め合わせるだけの、簡単な料理だ。一般的なチャーハンのほか、キムチチャーハンやあんかけチャーハンなどさまざまなレシピに合う。また、長ねぎの青い部分で作ったねぎ油を使うのもおすすめだ。
【ねぎとじゃこのパスタ】
じゃこを油かバターでカリカリになるまで炒め、斜め切りにした長ねぎの青い部分を加えてサッと炒め合わせる。茹で上がったパスタと絡めて食べれば、じゃこの塩気と食感に長ねぎの風味が加わり絶品だ。
【ねぎたっぷりうどん】
温かいつゆでうどんを煮て、たっぷりの長ねぎと油揚げを加えてひと煮立ちさせる。長ねぎは青い部分も白い部分も一緒に斜め薄切りにして加えよう。好みで卵やきのこなどの具材を加えても美味しい。
結論
長ねぎの青い部分には辛みや粘り気があるため、自家製タレや調味料の材料として活用できる。また、加熱すれば辛みがやわらぎ、炒め物やスープなどさまざまな料理にも使える。緑色が料理の彩りになるというメリットもある。長ねぎの青い部分の特徴を活かしたレシピを覚えておけば、食品ロスを避けることもできる。ぜひ、さまざまな料理を試してみよう。