くわいの美味しい食べ方|定番和風から中華風や洋風アレンジまで紹介

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大きな芽が出ることで縁起がよいとされる「慈姑(くわい)」。お正月のおせち料理の一品としてよく見かけるのではないだろうか。普段の料理ではあまり使うことが少ない食材ではあるものの、実は少しのコツを知ることで、和洋中さまざまな料理に活躍する汎用性の高い食材となるのだ。今回は、くわいの美味しい食べ方や料理などを紹介していこう。


目次
  • 1. 定番は和風!くわいの美味しい食べ方
  • 2. くわいの食べ方は和風以外のアレンジもおすすめ!
  • 3. くわいの缶詰の食べ方

1. 定番は和風!くわいの美味しい食べ方

くわいは平安時代に中国から伝わったといわれる野菜の一種だ。11月から翌1月頃まで旬の時期をむかえ、土の中に潜った茎(ほふく茎)の部分にできる丸くなった塊茎の部分をいただく。

くわいは、ほろ苦さとやさしい甘み、加熱することでほくほくの食感が楽しめるのが特徴だ。うまく特徴を活かしたくわいの食べ方として、まずは和食料理から紹介しよう。

くわいの煮物

和食の定番の食べ方といえば煮物があげられる。おせち料理としても定番のくわいの形を活かした料理方法だ。皮をむいたものを丸のまま煮られることが特徴で、煮崩れしにくく見た目の形も美しく仕上がるだろう。

煮るコツとしては、弱火で煮含めることが大切だ。くわいのほくほく食感を存分に味わえる一品となるだろう。

くわいの素揚げ

くわいを簡単に美味しく仕上げるならば素揚げがおすすめ。旬の時期となると、おせち料理用の大きさのものから、規格外の小粒なものがお得に手に入ることがある。小粒のくわいを油で素揚げし、塩などをまぶしていただくだけの簡単な料理方法だ。

コツとしては、下準備として行う薄皮を丁寧にはがすこと。キッチンペーパーなどでなでながら薄皮をむいていこう。はがしづらい場合は、包丁などでむくとよい。

くわいごはん

小粒のくわいを使ったくわいごはん。ほくほくのくわいと醤油味のごはんが食欲をそそる。コツとしては、ごはんとくわいを別に調理することだ。くわいは適当な大きさにカットして素揚げしておく。醤油味のごはんとカリカリほくほくのくわいの食感を楽しむことができる食べ方だ。

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くわいチップス

大粒のくわいが手に入ったらぜひ挑戦していただきたい食べ方がくわいチップスだ。素揚げとは違い、ポテトチップスと同じ要領で薄切りにして揚げる簡単レシピ。ほのかな甘みとパリパリ食感でおやつにもおつまみにも活躍する。コツとしては食感が大事となるため薄く切ること。できたてに塩など軽くまぶしていただけば、食べる手が止まらないこと間違いなしの一品だ。

2. くわいの食べ方は和風以外のアレンジもおすすめ!

ここまで和風でいただくくわいの食べ方を紹介してきた。ここからは、和風以外の調理方法を紹介していく。くわいそのものに特徴的な味がないため、さまざまな調味料とあうメリットを活かした調理方法だ。ぜひ参考にしていただきたい。

中華風のくわいの食べ方

くわいを中華風にアレンジする食べ方として、ここでは2つの方法を紹介しよう。1つめはくわいを具のひとつとして使う方法。2つめはくわいを食感としてみじん切りにして使う方法だ。

中華料理の炒め物であれば、八宝菜や肉団子の甘酢あんの具として加えるのがおすすめ。また、餃子などの餡としてミンチなどと一緒に加えると、食感が楽しめるだろう。

洋風のくわいの食べ方

くわいを洋風にアレンジする食べ方としては、冬野菜と一緒に作るアヒージョはいかがだろうか。皮をむいたくわいを一緒に入れて加熱するだけの簡単な調理方法。おつまみにもぴったりな一品となるだろう。そのほかには、鶏肉などと一緒に煮込むクリーム煮や、海老や香味野菜と一緒に生地に包んで煮込むラビオリなどにもおすすめだ。

3. くわいの缶詰の食べ方

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旬の季節以外にも缶詰を使用して、くわいを楽しむ食べ方がある。缶詰はくわいの水煮として販売されており、皮はなく下茹で済みなので、さまざまな調理に活躍する。おすすめのくわいの食べ方としては、味付けのしっかりとついた料理にあわせていただくことだ。

前項で紹介した中華料理を例にあげると、そのまま炒め物やスープの材料として使用可能だ。また、みじん切りにして餃子やしゅうまいの餡にするなど、食べ方次第で自由にアレンジをすることができる。生のくわいとはまた違った食感も楽しめるのではないだろうか。

結論

くわいは一見扱いにくそうにみられがちだが、くわいの味や形、特徴を知ればさまざまな料理に活躍する食材のひとつということがおわかりいただけたのではないだろうか。くわいの食べ方も調理次第、店頭などでくわいを見つけたらぜひ手に取って自宅での調理にチャレンジしていただきたい。

監修管理栄養士:佐々木倫美

経歴:管理栄養士取得後、介護施設、病院にて給食業務、栄養管理業務に携わる。現在病院にて主に透析患者への栄養指導に携わる傍ら、栄養・健康分野の記事監修を手掛ける。

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