余ったおでんを冷凍したい!冷凍向きの具材や冷凍方法とは

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色んな具材が一度に楽しめて、一人でも大人数でも楽しく食べられるおでん。だが、具材が多くて余ってしまった経験はないだろうか?「余ったおでんは冷凍保存できるの?」と悩まれている方に向けて、おでんの冷凍保存方法や具材別の保存方法を紹介する。


目次
  • 1. 余ったおでん冷凍できる?
  • 2. おでんを冷凍保存する方法
  • 3. 冷凍おでんの解凍方法
  • 4. 番外:おでん用の大根を冷凍する方法

1. 余ったおでん冷凍できる?

美味しいおでんだが、食べきれなかった場合はどうしているだろうか。「おでんは冷凍保存できますか?」とWEB上で質問している人をよく見かける。そこで、おでんは冷凍保存できるのか、冷凍できるとしたらどの具材が可能なのかをみていこう。

冷凍できるかは具材によって違う

結論から言うと、おでんは具材によって、冷凍できるものとできないものがある。それぞれ紹介しよう。

【冷凍できるおでんの具材】

冷凍保存できるおでんの具材は、もち巾着、牛すじ、はんぺん、昆布、さつま揚げ、里芋などだ。

もち巾着は、冷凍するともちが冷凍前より柔らかくなり、味や食感は変わらず味わえる。牛すじは冷凍するとプリプリ食感になり、劣化もほとんどないのでおすすめだ。はんぺんは、食感が少し変わるが風味が劣化するわけではないため、好みで冷凍保存するか決めるといいだろう。昆布とさつま揚げは食感も風味もほとんど変わらないため、冷凍に向いている。

【味は落ちるが冷凍できるおでんの具材】

冷凍はできるものの味が落ちる具材は、大根と厚揚げだ。大根は冷凍すると繊維を強く感じてしまい、おでんのホロホロ感のある大根が好きな人には向いていない。厚揚げは、冷凍すると豆腐部分の食感が変化するので、こちらもあまりおすすめできない具材だ。ロールキャベツも冷凍保存は可能だが解凍する際に水分が出てしまい、食感が損なわれる可能性がある。

【冷凍に向かないおでんの具材】

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おでんの具材で冷凍に向かないのは、たまごとこんにゃくだ。たまごは冷凍すると白身がスポンジのような食感になり、硬くなってしまうため冷凍には向かない。こんにゃくを冷凍すると、こんにゃく特有のプルプル感が損なわれてしまうので、おすすめできない。

冷凍したおでんの保存期間

冷凍したおでんは、具材にもよるが3週間~1ヶ月ほど保存ができる。保存期間はあくまで目安のため、早めに食べきることを心がけよう。ちなみに保存方法も具材によるので、それは次で紹介する。

2. おでんを冷凍保存する方法

おでんを冷凍保存するときのポイントは3つある。

1つめは「具材の祖熱を取りのぞく」こと。具材が温かいまま冷凍室へ入れてしまうと、冷凍しているほかの食材を傷めかねないからである。2つめは「具材と汁は別で保存する」ことだ。別々にすることで、具材へ味がしみこみすぎることを避けられる。3つめは「具材は小分けにする」ことだ。おでんの具材を小分けにして密閉できる容器に入れれば、早く凍らせることができる。小分けにしておけば、おでんを食べたい分だけ解凍することもできて便利だろう。

3. 冷凍おでんの解凍方法

冷凍したおでんを解凍するときは、食べたい日の前日に冷蔵庫から出しておくといい。冷凍していたおでんの全体が溶けてから鍋に入れ、再度温めれば失敗なく食べられるだろう。ここで注意してほしいのは、強火ではなく弱火か中火で温めることだ。強火で加熱すると、全体が温まる前におでんの汁が蒸発してしまうので気をつけよう。冷凍おでんを時短で解凍したいときは、電子レンジを使う。時短にはなるが、電子レンジでは全体を均等に温めるのは難しいので、様子を見ながら加熱する必要がある。

4. 番外:おでん用の大根を冷凍する方法

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テレビ番組「あさイチ」でも取り上げられていた、おでん用大根の冷凍方法を紹介しよう。

おでんに入れたい大根をあらかじめ冷凍しておくと、鍋で加熱する際に味がしみ込みやすくなるのでおすすめだ。冷凍する際は、大根を5cmほどの輪切りにして少し厚めに皮をむこう。さらに半分に切りラップで包んで、冷凍可能な容器に平らに並べる。できるだけ空気を抜いて冷凍庫に入れたら、おでん用大根の冷凍完了だ。

解凍してから調理すると、先述したように食感が悪くなってしまうので、おでん用の冷凍した大根は、解凍せずにそのまま鍋へ入れて加熱しよう。しっかり味がしみて、ほくほく柔らかい大根を食べられるので、ぜひ試してみてほしい。

結論

おでんは具材によって冷凍保存の可否が分かれることが分かった。正しい保存方法なら、かなり長持ちするので無理なく食べきれるだろう。自分の好きな具材を入れて楽しめるおでん。魚介の練り物を煮込んだ韓国風おでんや、変わり種として冷凍餃子やたこ焼きを入れるなど、まだまだ楽しめる具材がありそうだ。大人数でも楽しめるおでんだが、作りすぎてしまった場合は具材を分けて、うまく冷凍保存を活用しよう。

監修管理栄養士:佐々木倫美

経歴:管理栄養士取得後、介護施設、病院にて給食業務、栄養管理業務に携わる。現在病院にて主に透析患者への栄養指導に携わる傍ら、栄養・健康分野の記事監修を手掛ける。

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