監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)
お正月をはじめとしたおめでたい日や、ちょっとしたおやつとしても食べたくなる餅。一袋買ってみたけれど、全部は食べきれず余ってしまうこともあるのではないだろうか。そんな余った餅には、さまざまなアレンジレシピが存在する。今回は、おかずや主食、スイーツにも変化する余った餅のアレンジレシピを紹介しよう。
目次
- 1. 余った餅のアレンジおかずレシピ
- 2. 余った餅のアレンジ主食レシピ
- 3. 余った餅のアレンジスイーツレシピ
1. 余った餅のアレンジおかずレシピ
さまざまな余った餅レシピの中でも、おかずへとアレンジするアイデアは手軽でとくに人気が高い。余った餅で作る、アレンジおかずレシピから紹介しよう。
もっちりが楽しめるおかず
余った餅を焼いてアレンジするときには、餅を一口サイズにカットしてベーコンや豚バラ肉で巻いてみよう。串にさして焼くと、お酒との相性もぴったりなおつまみへと変身する。
餅を揚げて、シンプルに砂糖と醤油で味付けする方法もおすすめだ。カラッと香ばしく、焼いたときとはひと味違った味わいを楽しめるだろう。
余った餅をコチュジャンや砂糖、醤油、みりん、鶏がらスープの素といっしょに煮て、トッポギとしても食べてみてほしい。甘辛い味付けが絶品である。
ちょっと小腹が空いたときには、千切りにした大根、餅、出汁の素を加えてレンジで温めてみよう。もっちりとした食感が楽しめる、身体にもやさしい餅アレンジ料理の完成だ。
2. 余った餅のアレンジ主食レシピ
余ったお餅のレシピには、主食にぴったりなメニューもある。たとえば、余った餅とチーズを組み合わせると一気に洋風アレンジへと変化するのだ。余った餅アレンジの中でも、主食となる簡単レシピをチェックしてみよう。
主食のバリエーション
余った餅は、薄く切ってチーズやトマト、ベーコンなどの具材をのせてオーブンで焼くと、カリッとした食感を楽しめるピザにアレンジできる。餅を食べやすい大きさに切り、角切りベーコンやきのこといっしょに豆乳、醤油と混ぜ合わせてオーブンで焼くと、グラタンにも早変わり。
ほかにも、余った餅を小さな角切りにして牛乳、グラニュー糖と混ぜて温め、薄力粉、ベーキングパウダー、卵と混ぜ合わせて焼くと、モチモチ食感がたまらないパンケーキのできあがり。朝食にもぴったりなメイン料理だ。
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お米といっしょに小さめに切った餅と梅干しを入れて炊くと、簡単におこわのような食感も楽しめる。さっぱりとしていて、身体にやさしい餅アレンジだ。
3. 余った餅のアレンジスイーツレシピ
余った餅は、スイーツにもアレンジできる。餅は、和洋問わずさまざまなおやつに活用できるところがうれしい。余った餅を使った、身体にやさしいアレンジスイーツを紹介しておこう。
腹持ちのよいおやつ
余った餅は、砂糖や水といっしょに電子レンジで温めると、大福の皮にアレンジできる。余った餅で作った皮であんこといちごを包むと、ジューシーで食べ応え十分ないちご大福のできあがりだ。
和菓子のジャンルであれば、余った餅をおかきにアレンジする方法もぜひ試してほしい。せんべいはお米でできているが、おかきはもち米からできているのだ。
まず余った餅を小さくカットして、日が当たらず風通しのよい室内で乾燥させる。3~7日間程度で十分に乾燥させたら、油で揚げてみよう。
塩をふると、できたておかきの完成だ。どこか懐かしさも感じられるお菓子である。
食欲が湧かないときは、甘酒といっしょに1cm角に切った餅を電子レンジで温めて、トロッとしたクリーム甘酒を作ってみてもよいだろう。ゆずの果汁を絞って角切りりんごをのせると、さわやかな風味も感じられる和スイーツとなるのだ。
このほかにも、余った餅を牛乳といっしょにあたためて溶かし、ホットケーキミックスを加えた生地から作るドーナツをはじめとした、洋菓子へのアレンジレシピも数多く存在している。
結論
余った餅は、おつまみにもなるおかずや主食、ちょっと小腹が空いたときにもうれしいスイーツにもアレンジできる。これだけさまざまなアレンジレシピが存在するのであれば、大容量のパックで餅を購入しておくのも悪くないだろう。餅を焼いてそのまま食べることが多かった方は、今回紹介したアレンジをぜひ試してみてほしい。
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。