焼きみかんを知っているだろうか?その名の通り、みかんを焼いて食べるのだ。焼きみかんを知らなかった人や食べたことのない人は「え、みかんを焼くの?」と驚くかもしれない。みかんはそのまま食べても美味しい果物だが、焼きみかんはまた違った味や食感を味わうことができる。そんな焼きみかんの作り方や食べ方、アレンジ方法を紹介する。
目次
- 1. 焼きみかんの作り方
- 2. 焼きみかんの食べ方
- 3. 焼きみかんをアレンジして食べる
1. 焼きみかんの作り方
焼きみかんを知らない人はみかんを焼くという行為にさぞ驚くことだろう。焼きみかんは作る手順も少なく、みかんさえあれば気軽にチャレンジできる。では、さっそく焼きみかんの作り方を詳しく紹介しよう。
焼き方と注意点
焼きみかんを作るときは、オーブンやトースター、グリルなど加熱できるものならどれを使ってもいいが、今回はオーブントースターでの作り方を説明していく。
- みかんをそのままオーブントースターに並べ、皮に焦げ目がつくまで焼く。
- 片面3~5分程度で黒い焦げ目がついたらトングなどで裏返す。
- 両面に黒い焦げ目がついたら完成。
ちなみに両面焼きのオーブントースターは裏返す必要はなく6~10分ほど焼けばよい。焼く時間はオーブントースターやグリルなどの種類によっても変わってくるため、こまめにみかんの色を確認しながら調整するといいだろう。加熱後のみかんはとても熱くなっているため、素手ではなくトングや軍手を使用して、くれぐれもやけどには注意してほしい。
2. 焼きみかんの食べ方
焼きみかんを作ったら、あとは美味しくいただくだけ。気になる焼きみかんの食べ方や食感などみていこう。またおすすめの焼きみかんの食べ方も一緒に紹介する。
食べ方と味の特徴
焼きみかんができあがったら、手で触れるくらいまで冷ましてから皮をむこう。気になる味だが、一口食べればまろやかな甘みが口いっぱいに広がる。普段なら少し酸味のあるみかんだが、焼きみかんはほとんど酸味を感じないほど甘い。まるでみかんのコンポートを食べているかのような、とろとろ食感と甘さを簡単に味わえるのが焼きみかんの魅力の一つである。
皮も食べられる
焼きみかんの魅力はもう一つある。それは身体に嬉しい栄養が含まれていることだ。焼きみかんのおすすめしたい食べ方は、なんといっても皮も一緒に食べること。みかんの皮をそのまま食べると固くて苦い印象が強いが、焼くことによって食感も柔らかくなり、美味しく食べられる。皮ごと食べる際は、黒く焦げた部分は取り除いて食べよう。
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みかんはビタミンCの宝庫であり、風邪予防や肌荒れ、ストレス緩和などの効果があるのはご存じだろう。さらにみかんの皮には食物繊維やポリフェノールの一種であるナリンジン、βークリプトキサンチンといった栄養素が含まれている。βークリプトキサンチンは骨粗しょう症や糖尿病になる危険性を下げ、がん予防にも効果が期待されている栄養素だ。(※1)身体に嬉しい効果をもたらす栄養素が豊富に含まれたみかんの皮は、乾燥させて漢方にも使われてきた。焼きみかんを作る際に一度は皮ごと食べてみてほしい。
3. 焼きみかんをアレンジして食べる
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そのまま食べても美味しい焼きみかんだが、アレンジすればもっと美味しくなる。焼きみかんと合う食材やアレンジの仕方など紹介する。焼きみかんを作ったときに、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
おすすめの食べ方
焼きみかんのおすすめの食べ方を3つ紹介する。1つは、温かい焼きみかんと冷たいバニラアイスの組み合わせだ。まるでジャムのようなトロトロ食感で甘い焼きみかんは、バニラアイスとの相性バツグン。一緒に食べると口の中にまろやかな甘みが広がって美味しい。2つめは、バターをのせて食べる方法である。ほくほくの焼きみかんを半分に割って、その上にバターをのせたら完成だ。焼きみかんの温度でバターがとろっと溶けた風味は、まるで焼き芋を食べているような感覚になる。シナモンパウダーをかけても相性がいいだろう。3つめは焼きみかんの皮を使ってマーマレードを作る方法である。焼きみかんの皮を細かく刻んで、鍋に入れ砂糖とレモン汁と一緒に煮たら完成。できたマーマレードはヨーグルトやパンと一緒に食べても美味しい。
結論
身体に嬉しい栄養が凝縮された焼きみかん。その甘みとトロトロ食感は実際に食べてみないと味わえないだろう。みかんが旬の季節には、紹介したアレンジ方法も活用してぜひ試してみてほしい。自分の好きなレシピで焼きみかんを楽しもう。
(参考文献)
(※1)農林水産省
みかんにはどんな栄養があるのですか。また、おいしいみかんの選び方や保存方法についても教えてください。:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1801/02.html